13世紀、フランス。<br /> ’天啓’を受けた羊飼いの少年・エティエンヌの下へ集った、アンヌ・ルー、ベッポら数多の少年少女たち。<br /> 彼らの目的は聖地エルサレムの奪還。<br /> だが国家、宗教、大人たちの野心が行く手を次々と阻む――。<br /> 直木賞作家・皆川博子が作家生活40年余りを経て、ついに辿りついた最高傑作。<br />