律子は神社の娘で、感情が昂ると人ならざる者を呼び寄せる「誘鬼の才」を持つ。<br />そのため親に疎まれ、一人でご飯を食べ、自分を律する日々を送ってきた。<br />が、両親と死別後に引き取られた家は越田町という’もてなし’が好きな人々が暮らす町で、過干渉に戸惑ってしまう。<br />あるとき神社で百鬼夜行の宴に遭遇し、穂村と名乗る妖しい人外の男に’堕落メシ’で迫られて――? あっと驚くラストと飯テロ注意! なあやかし×グルメ小説!