岡崎真菜、高校2年生。<br />姉の結婚相手に紹介されたその兄、小林蓮の存在が心の内を占め、戸惑う。<br />小さな画廊で先輩の元妻に使われている、結婚しそこなった中年なのに。<br />真菜の想いを知ってか知らずか、蓮は決して心を開こうとしなかった。<br />そんな折、パリへ出張する蓮に同行することになった真菜だが――。<br /> 一生に一度の恋に身を焦がす少女の視点で、17歳と34歳の鮮烈な恋を描く、究極の恋愛小説。<br />