出版社で働く柚希は、人に対して自己主張ができない性格。<br />小説の編集者になりたくて出版社に入ったが、入社以来求人誌の編集部で働いている。<br />柚希には小説家を目指していた高校時代からの親友・彩羽がいたが、彩羽は二年前に事故で亡くなっていた。<br />柚希はその事故の原因が自分にあると思い込んでいた。<br />絶望的な状況の柚希の前に、ある日赤いパーカーを着た青年が現れる。<br />青年は柚希に「僕の名前を呼んで」と語りかける……。<br />