一瞬で崩れ去った日常を、ひとときの輝きを放ち消え去った青春を、僕はずっと憶えている――。<br />高2の機島縁士は春、枝垂桜の下で花嵐とともに降ってきた合内海砂と出逢う。<br />彼女はやがて同じクラスに転校生としてやって来て、ふたりは次第に仲良くなる。<br />が、ある日、出逢った場所で「明日、世界が終わるの」と彼女が泣き出して……。<br />全ての謎が解けたとき、熱い感動に心が震える「僕と君の365日」著者の珠玉の純愛小説。<br />