戦後の広島を舞台に、お好み焼の店を営む三代の女性たちの生き方を通して市井の人々の戦後史をたどる『ヒロシマ』三部作の完結編! 1977年、和子は祖母のマサとともにお好み焼「いちはし」を切り盛りしながら、娘・志乃の成長を見守っていた。<br />思春期を迎え、親友との出会い、淡い恋も経験した志乃は、やがて自分が進むべき道を模索し始める…。<br />復興と平和がもたらされた広島の姿を描いた第三部。<br />第52回日本児童文学者協会賞受賞作