家族仲がしっくりいかず、生き方に迷う主婦。<br />16歳になる直前まで自分が在日韓国人だと知らなかった姉妹。<br />ゲイであることに葛藤する男子高生。<br />血の繋がった子どもを持てなかった母親。<br />卒業式の日にプロムを開催すべく奮闘するモーレツ女子高生たち――ままならない日常に悩み惑う人たちの踏み出す一歩が、あなたの背中をそっと押してくれる。<br />『余命一年、男をかう』で大注目の著者が贈る、明日もがんばる元気をくれる連作短編集。<br />