百花国の遊牧民・浮花族の娘、紫蘭は、草原の穴から落下。<br />辿り着いた先は百年前の後宮だった。<br />そこで彼女は伝説の仙女・第八花仙に祀り上げられ、王子、月季と出会う。<br />月季は迫害されていた浮花族を守り、浮花族に居場所を与えた、後の賢王だった。<br />が、今の彼は後ろ盾もなく冷遇され、王太子になる気配は微塵もない。<br />やがて自分がこの国へやってきたことで歴史が変わってしまったと気付いた紫蘭は、彼を王にすべく奮闘するが……?