出版界で大注目の新鋭・岩井圭也が、子ども達を取り巻く現状と未来を描き出す、感動のヒューマンドラマ。<br /> 過去の経験を通して、付添人(少年犯罪において弁護人の役割を担う人)の仕事に就いたオボロ。<br />彼に舞い込む依頼の先では、簡単には心を開かない、声を上げる方法すら分からない子ども達が、心の叫びを胸に押し込め生き延びていた。<br />オボロは、彼らの心に向き合い寄り添う中で、彼らとともに人生を模索していく――。<br />