「忘れられるわけないよ」ある日、隣の部署に配属されたのは、香穂の弟の友人だった。<br />彼が高校生の時に大学生だった香穂は弟にお願いされて一時期だけ家庭教師をしていた。<br />けれど、彼からの告白と突然のキスに驚いた香穂はその場から逃げ出し、それ以来会うことはなかった。<br />六年ぶりの再会に戸惑いながらも、大人になって色気漂う彼にドキドキしながら翻弄されてしまい…。<br />