白銀の女神 紅の王
十歳の頃から人の心が読めるようになったエレナは、髪と瞳が白銀色の美しい少女。
その能力と容姿ゆえ両親から疎まれ、賭博場のオーナーに売られる。
その後十年間、能力を利用されながら、地下の賭博場で暮らしていた。
ある日、賭博場に謎の男シルバが現れ、エレナは連れ去られる。
シルバは、冷酷の王と呼ばれる国王で、エレナの能力を使い反逆者を割りだそうとして連れ去ったのだ。
シルバはエレナを妾として傍に置いた。
一方エレナは、王城の人々と交流するうちに、シルバが実は国民から信頼された国王だと知る。
シルバの意外な一面を知り、とまどうエレナ。
そんな時、反逆者の一味が後宮へ忍び込み、エレナを連れ去ろうとするが…。
運命に翻弄された少女と、愛する人を亡くした王のラブファンタジー。
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