医療器具会社の秘書課に勤める絵里は、ある日、常務の長丘の秘書に指名される。<br />常務は誰もが見とれるイケメンだが、常に女性関係の噂が絶えない人物。<br />絵里はなぜ自分が秘書に抜擢されたのか理解に苦しんでしまう。<br />それでも、常務は厳しいながらも時折とても優しい顔を見せ、絵里はその姿にだんだんと惹かれていく。<br />「秘書だから気にしているわけじゃない。<br />お前だから気になっているんだ」――常務はなぜ、私をそんなに気遣ってくれるんですか?