高2の陽鶴は、夏休みを前に親友の美月を交通事故で失ってしまう。<br />悲嘆に暮れる陽鶴だったが、なぜか陽鶴にだけは美月の霊が見え、自分の体に憑依させることができると気づく。<br />美月のこの世への心残りをなくすため、恋人の園田と再会させる陽鶴。<br />しかし、自分の体を貸し、彼とデートを重ねる陽鶴には、胸の奥にずっと秘めていたある想いがあった。<br />その想いが溢れたとき、陽鶴に訪れる優しい運命とは――。<br />眩しいほどのまっすぐな想いに涙がこみあげる。<br />