高校に入学して間もなく、蒼唯はイジメにあっているクラスメイトを助けたがために、今度は自分がイジメの標的になる。<br />何もかもが嫌になった蒼唯が、自ら命を絶とうと橋のたもとに佇んでいると、不思議な少年に声を掛けられた。<br />碧と名乗るその少年は、かつて蒼唯と会ったことがあるというが、蒼唯は思い出せない。<br />以来、碧と対話する日々の中で、彼女は生きる望みを見出す。<br />そしてついに遠い記憶の片隅の碧に辿り着き、蒼唯は衝撃の事実を知ることに――。<br />