君への想いを素直に伝えられたら、どんなに救われるだろう――。<br />真面目でおとなしい果歩は、高2になると、無表情で掴みどころのない早瀬と図書委員になる。<br />実はふたりは同じ中学で‘付き合って’いた関係。<br />しかし、それは噂だけで、本当は言葉すら交わしたことのない間柄だったが、果歩は密かに早瀬に想いを寄せていて…。<br />ふたりきりの放課後の図書室、そこは静けさの中、切ない恋心が溢れだす場所。<br />恋することの喜びと苦しさに、感涙必至の物語。<br />