夢もなく将来への希望もない高2の七槻千世。<br />ある日の学校帰り、雨宿りに足を踏み入れた神社で、千世は人並外れた美しい男と出会う。<br />彼の名は常葉。<br />この神社の神様だという。<br />無気力に毎日を生きる千世に、常葉は「夢が見つかるまで、この神社の仕事を手伝うこと」を命じる。<br />その日を境に人々の喜びや悲しみに触れていく千世は、やがて人生で大切なものを手にするが、一方で常葉には思いもよらぬ未来が迫っていた――。<br />沖田円が描く、最高に心温まる物語。<br />