降りやまない雪は、君の心に似てる。
弟を事故で失って以来、心を閉ざしてきた高校生の小枝は、北海道の祖母の家へいく。
そこで出逢ったのは‘氷霰症候群’という奇病を患った少年・俚斗だった。
彼の体温は病気のせいで氷のように冷たく、人に触れることができない。
だが不思議と小枝は、氷のような彼に優しい温もりをもらい、凍った心は徐々に溶かされていった。
しかしそんな中、彼の命の期限が迫っていることを知ってしまい――。
触れ合うことができないふたりの、もどかしくも切ない純愛物語。
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