100回目の空の下、君とあの海で
ずっと、わたしのそばにいて――。
海の近くの小学校に通う6年生の福田悠海と中園紬は親友同士。
家族にも似た同級生たちとともに、まだ見ぬ未来への希望に胸をふくらませていた。
が、卒業間近の3月半ば、大地震が起きる。
津波が辺り一帯を呑み込み、クラス内ではその日、風邪で欠席した紬だけが犠牲になってしまう。
悲しみに暮れる悠海だったが、あるとき突然、うさぎの人形が悠海に話しかけてきた。
「紬だよ」と…。
奇跡が繋ぐ友情、命の尊さと儚さに誰もが涙する、著者渾身の物語!
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