母の再婚で新しい町に引っ越してきたはるこは、新しい学校、新しい家族に馴染めず息苦しい毎日を過ごしていた。<br />ある日、雨宿りに寄った神社で、自分のことを’神様‘だと名乗る謎の青年に出会う。<br />いつも味方になってくれる神様と過ごすうち、家族や友達との関係を変えていくはるこ。<br />彼は一体何者……? そしてその正体を知る時、突然の別れが――。<br />ふたりに訪れる切なくて苦しくて、でもとてもあたたかい奇跡に、ページをめくるたび涙がこぼれる。<br />