それから、君にサヨナラを告げるだろう
社会人になった持田冬香は、満開の桜の下、同窓会の通知を受け取った。
大学時代――あの夏の日々。
冬香たちは自主制作映画の撮影に没頭した。
脚本担当は市之瀬春人。
ハル、と冬香は呼んでいた。
彼は不思議な縁で結ばれた幼馴染で、運命の相手だった。
ある日、ハルは冬香に問いかける。
「心は、心臓にあると思う?」…その言葉の真の意味に、冬香は気がつかなかった。
でも今は…今なら…。
青春の苦さと切なさ、そして愛しさに、あたたかい涙が止まらない!
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