「私の絵本に、絵を描いてくれない?」――人付き合いも苦手、サッカー部では万年補欠。<br />そんな立樹の冴えない日々は、転校生・華乃からの提案で一変する。<br />華乃が文章を書いて、立樹が絵を描く。<br />突然始まった共同作業。<br />次第に立樹は、忘れていたなにかを取り戻すような不思議な感覚を覚え始める。<br />そこには、ふたりをつなぐ、驚きの秘密が隠されていて……。<br />大切な人のために、懸命に生きる立樹と華乃。<br />そしてラスト、ふたりに訪れる奇跡は、一生忘れられない!