友人や家族に裏切られ、すべてに嫌気がさした高3の杏那。<br />線路に身を投げ出そうとした彼女を寸前で救ったのは、卒業したはずの弘海。<br />3つ年上の彼は、教育実習で母校に戻ってきたのだ。<br />なにかと気遣ってくれる彼に、次第に杏那の心は解かれ、恋心を抱くように。<br />けれど、ふたりの距離が近づくにつれ、弘海の瞳は哀しげに揺れて……。<br />物語が進むにつれ明らかになる衝撃の真実。<br />弘海の表情が意味するものとは――。<br />揺るぎない愛が繋ぐ奇跡に、感涙必至!