君がいない世界は、すべての空をなくすから。
母子家庭で育つ高2の凛。
心のよりどころは、幼少期を過ごした予ミノ島で、初恋相手のナギと交換した勾玉のお守りだった。
ナギに会いたい――。
冬休み、凛は意を決して島へ向かうと、いつも一緒に居た神社に彼は佇んでいた。
「凛、おかえり」小さく笑うナギ。
数カ月前、不慮の事故に遭った彼は、その記憶も余命もわずかになっていて…。
「ナギ、お願い、生きていて!」愛する彼のため、絶望の淵から凛が取った行動とは? 圧巻のラストに胸打たれ、一生分の涙!
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