階段途中の少女たち
何事も白黒つけたくない。
自己主張して、周囲とギクシャクするのが嫌だから――。
高2の遠矢絹は、自分の想いを人に伝えられずにいた。
本が好きなことも、物語をつくることへの憧れも、ある過去のトラウマから誰にも言えない絹。
そんなある日、屋上へと続く階段の途中で、絹は日向萌夏と出会う。
「私はとある物語の主人公なんだ」――堂々と告げる萌夏の存在は謎に満ちていて…。
だが、その予想外の正体を知った時、絹の運命は変わり始める。
衝撃のラストに、きっとあなたは涙する!
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