高2の奏は小学生の頃観た舞台に憧れつつ、人前が極端に苦手。<br />ある日誘われた演劇部の部室で、3年に1度だけ上演される脚本を何気なく音読すると、脚本担当の一維に「主役は奏」と突然抜擢される。<br />‘やりたいかどうか。<br />それが全て’まっすぐ奏を見つめ励ます一維を前に、奏は舞台に立つことを決意する。<br />さらに脚本の完成に苦しむ一維のため、彼女はある行動に出て…。<br />そして本番、幕が上がる――。<br />感動のラストは心に確かな希望を灯してくれる!!