半透明の君へ
あるトラウマが原因で教室内では声が出せない’場面(ばめん)緘黙症(かんもくしょう)’を患っている高2の柚(ゆず)葵(き)。
透明人間のように過ごしていたある日、クールな陸上部のエース・成瀬(なるせ)がなぜか度々柚葵を助けてくれるように。
まるで、彼に自分の声が聞こえているようだと不思議に思っていると、成瀬から突然『人の心が読めるんだ』と告白される。
少しずつふたりは距離を縮め惹かれ合っていくけれど、成瀬と柚葵の間には、ある切なすぎる過去が隠されていた…。
’消えたい’と’生きたい’の間で葛藤するふたりが向き合うとき、未来が動き出す――。
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