自分を取り繕って生きている晴は、ずっと眠りつづけてしまう難病を抱えるみのりと出会う。<br />ある秘密をみのりに知られてしまったせいで、口止め料として彼女の「普通の高校生になりたい」という願いを叶える手伝いをすることに。<br />眠りと戦いながらも真っすぐ生きる彼女と過ごすうち、晴も自分を偽るのをやめて、小さな夢を見つける。<br />しかし彼女の眠りは徐々に長くなり…。<br />寒い冬の夜、最後に目覚めたみのりを抱え、晴はある場所に向かうが――。<br />