いつか、君がいなくなってもまた桜降る七月に
交通事故がきっかけで陸上部を辞めた高2の華(はな)。
趣味のスケッチをしていたある日、不思議な少年・芽吹(めぶき)が桜の木から転がり落ちてきて毎日は一変する。
翌日「七月に咲く桜を探しています」という謎めいた自己紹介とともに転校生として現れたのはなんと芽吹だった――。
彼と少しずつ会話を重ねるうちに、自分にとって大切なものはなにか気づく。
次第に惹かれていくが、彼はある秘密を抱えていた――。
別れが迫るなか華はなんとか桜を見つけようと奔走するが…。
時を超えたふたりの恋物語。
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