食糧人類
その日、人類は「食糧」となった。
巨大な異形の生物群が来襲した。
自分たちを「新人類」と呼ぶその生物に捕らえられたナツネと山引は、絶望的な光景を目にする。
新人類は、人間を捕獲、調理し、食べる。
まるで人類が家畜にしてきたように無造作に。
ナツネは愛する者を守るため、山引は自分の好奇心を満たすために、ある決断をする――。
生き物は「奪われる」ことに敏感だ。
しかし「奪う」ことにはあまりに鈍感である。
大人気コミック「食糧人類-Starving Anonymous-」原案小説、電子限定で刊行。
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