中原一の大国・脩、その宮中は王の寵姫一族の悪政に乱れていた。<br />危機を感じた太子・朱奎は、一度は自分を陥れたこともある敵国・傀の軍師、子瑤に力を貸すように要求する。<br />子瑤の父は朱奎の師であり、ふたりは互いに惹かれあっていたが、再会した子瑤はかたくなに心を閉ざしていて……。<br />すれ違った想いが今、宿命を動かす!