伊勢三井藩江戸詰の藩士・高木兵馬が、名刀「兼光」を巡る諍いがもとで朋輩の桧垣門之助に斬殺された。<br />生まれてくる子のために家名を守ろうと、仇討ちを決意した兵馬の妻・雪乃は、刀剣砥ぎ師の砥ぎ辰が持つ「龍神剣」とともに、出奔した桧垣の後を追う。<br />