あの世への文、お預かりいたします――。<br />日本橋の袂に立つ、亡き人への文を預かる若い娘の願いとは? 倉田屋に訪れた血の繋がらぬ親子の絆と、ほんのひとときの幸せ。<br />愛しい者の真の幸せを願う優しさと、別れの切なさに心揺さぶられ、思わず涙がこぼれます。<br />