酒を愛し、酔いどれ同心と陰口を叩かれる南町の定町廻り・刈葉三九郎。<br />非番の昼下がり、桜見物で賑わう飛鳥山で扇屋の娘・お藤を楯にして暴れる、島抜けの咎人を捕らえた。<br />その三日後、お藤が誘拐され探索に乗り出した三九郎に、父親が意外な告白をする…。<br />