元亀二年九月、木下秀吉と京都奉行の任務に当たっていた明智光秀は、織田信長から比叡山焼討ちを命じられる。<br />老若男女を問わぬ大虐殺を目にした光秀は、ある決意を胸に秘めた。<br />それは十年の日々を経て、秀吉と千利休に伝えられ歴史を大きく動かすことに…