「どうした。<br />腰が抜けたか? 遊んでる割りには、初心だな」。<br />からかうように囁けば、ヘーゼルの双眸がキッと睨み上げてくる。<br />殺し屋、魔族、人狼、護衛、守る者と護られる者。<br />命を懸けた狭間で燃え上がる焔と、痺れるような鈍い熱を刻み込んだ珠玉の作品集。<br />