曖昧な記憶を頼りに、かつて自分が神隠しにあった故郷の森を訪れた裕一は、鬱蒼と生い茂る木々の奥に朽ちかけた神社を見つける。<br />通り雨を避けて入った社殿で、謎の男に抱かれる裕一。<br />自分はこの感触を、この男を知っている! けれどいったいどこで!? 幻想的な神隠しの森の秘密を描いた表題作のほか、霊との3P(!?)を描く「幽霊の恋人」も収録されたオカルティック短編集!