吉田松陰の妹にして、久坂玄瑞の妻・杉文。<br />元学者で明治以降は政治家として活躍する楫取素彦。<br />互いに惹かれあいながらも別の人間と結婚したふたりの青春から、すれ違いの末に結ばれるまでを、幕末の動乱や松陰の死、長州の人々を絡めながら描く意欲作!