戦国島津家四兄弟の末弟、辺境の田舎武士、島津家久。<br />家久は、野戦で三人の大名を討ち取った、たぐいまれなる戦上手であった。<br />無敵をほこった家久だったが、豊臣秀吉を前に遂に屈伏する。<br />享年四十一。<br />若すぎる死を向かえた武将の戦いや如何に。<br />