10 -ten- 俺たちのキックオフ 堂場瞬一スポーツ小説コレクション
理想のラグビーとは何か。
頂点に挑む男たちの熱き闘い! 大学リーグ四連覇を目指す強豪・城陽大ラグビー部が初戦に大勝した夜、名監督の誉れ高い進藤元が急死。
チームは、ヘッドコーチから昇格した七瀬龍司に引き継がれた。
七瀬は城陽OBではなく、進藤監督の高校時代の教え子で、半年前にヘッドコーチに就任したばかりだったが、亡き監督が生前、七瀬を後継者にしたいという意向を伝えていたのだ。
動揺する選手たちに対して七瀬は、従来の城陽の「型に縛られた」プレースタイルにとらわれず、選手の自主性を促し、相反する戦術を試みようとしていた。
そのことに、亡き監督の息子でもあるキャプテンの進藤直哉は反発。
OBも介入し、チーム内には不協和音が……。
新たな戦術にこだわる七瀬の真意とは。
そして、最後に栄冠をつかむのは誰か!?
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