キング
五輪代表は誰の手に? 衝撃のマラソン・サスペンス! 大学の陸上部で同級生だった三人が、オリンピック男子マラソン代表・最後の一枠選考レースに出場する。
三十歳の彼らにとって、おそらくこれは五輪へのラストチャンスだった。
日本最高記録を持ちながら故障に泣かされ続け、「ガラスのエース」とも称された天才ランナー・須田は、最高の練習環境に身を置いて復活を賭ける。
陸連批判をして表舞台から去り、四年ぶりに走る武藤は「俺が勝つ」と豪語。
そして、優勝経験がなく、‘勝ち方を知らない’青山の前には、ドーピングを勧める正体不明の男が接触してきた。
青山は卑劣な手段を一旦は拒むが……。
スポーツ小説の名手が手がけた、ランナーたちの人生を賭した勝負を活写する、ロングセラー『チーム』の原点ともいうべき傑作長編!
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