ガイドブック執筆のために京都を訪れたフリーライターの緋美花。<br />取材で街を歩いていると、オスを感じる男と出会う。<br />ベンチャー企業の経営者、寡黙な京人形師、茶道具屋の跡取りの坊や、SM愛好家…。<br />彼らの指、口、身体に、ときに緩やかに、ときに激しく、緋美花は乱される。<br />雅やかな空気につつまれた、匂い立つ官能が胸を揺さぶる傑作短編集。<br />