交通死亡事故の実況検分中に、被害者のポケットベルを拾った交通課警察官。<br />死んだ男の妻は、昔の恋人だった。<br />彼女は夫の死後も連日のように、ポケベルに晩の献立を送ってくる。<br />「コンヤハ カレー デス」――。<br />ポケベルを返すに返せなくなった「制服警察官」が最後に気づく、真実とは？ 地方都市の警察署を舞台に、組織に生きる人間の葛藤を描いた、比類なき警察小説――感動の七編！
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