大江戸ぐらり 安政大地震人情ばなし
震災あるところ、人情あり――。
安政の大地震の後を懸命に生きる町人たちを描いた、珠玉の時代小説。
舞台は幕末の江戸。
商家の箱入り娘、おようは、安政大地震で行方がわからなくなった父母や祖母、そして座敷牢に入っていた叔父の消息を探す。
混乱に乗じて泥棒や人さらいが跋扈するなか、人の情けに支えられたおようはお家の再建を目指し立ち上がる――竹問屋手代、鰯売り、飛脚人、船頭、こそ泥ら、震災と復興下の江戸に織りなす町人たちの人間模様を、味わい深い筆致で描いた心に沁みる時代小説。
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