エリート銀行員の仁藤俊実が、「本が増えて家が手狭になった」という理由で妻子を殺害。<br />小説家の「私」は事件をノンフィクションにまとめるべく、周辺の人々への取材を始めた。<br />「いい人」と評される仁藤だが、過去に遡るとその周辺で、不審な死を遂げている人物が他にもいることが判明し……。<br />理解不能の事件の闇に挑んだ小説家が見た真実とは!? 戦慄のラストに驚愕必至! ミステリーの常識を超えた衝撃作! 解説/末國善己