ワイン、マティーニ、泡盛……酒の数だけ事件がある。<br />恋人と婚約したばかりの女性が自殺未遂をした。<br />真相を追う神父が何者かに襲われるが……(怒りのアイリッシュウイスキー)。<br />茶道の師範である「私」が通うカウンター・バー。<br />界隈で起きる事件と人間模様の行方を追う、切れ味と芳醇さを兼ね備えた連作ミステリー! 著者の作家生活40周年を記念し『マティーニに懺悔を』を原題に戻して刊行。<br />【解説/関口苑生】