源氏の白旗 落人たちの戦
最後の戦い、してみせん――源義朝、常盤御前、義仲、義経、静御前…奔る源氏たちの敗れざる魂を描く慟哭の源平合戦小説!『奔る義朝 源 義朝』―平治の乱で平清盛に敗れ、東国からの再起を誓うが――『雪の坂 常盤御前』―義朝との間に生まれた三人の子を連れ雪の坂を……。
『歌う老将 源 頼政』―歌詠みの老将が以仁王とともに挙兵した意外な理由とは――『落日の木曾殿 源 義仲』―落日の’旭将軍’の前に逃がしたはずの女戦士・巴が――。
『しずのおだまき 静御前』―義経の子を宿した身で頼朝に舞うことを強いられ……。
「敗北は終わりではない! 敗れても信念を貫いた人たちの物語は、勇気と希望を与えてくれる。
本書のテーマは暗い時代の光明になるだろう」――末國善己(文芸評論家)
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