昭和風な怪しいエロスが漂う街、通称『旅人遊廓』――そこで男娼として暮らす門倉壱は虐げられることに悦びを感じるドMの変態。<br />そんな彼の店へある日、エリート然とした長身の男前、手塚がやってくる。<br />侮蔑の眼差しで門倉を嬲りながらも指一本触れずに帰っていく謎の男。<br />門倉の股間が疼く。<br />客に惚れるのはご法度の遊廓だが、ひと月が過ぎ初めて手塚に犯された門倉の想いは募る一方で…。<br />手塚はいったい何者なのか…?