温泉の底の洞窟で、冥界神がお待ちかね
四十歳・独身・爽やかイケメン。
日和不動産のやり手営業マン、角崎賢也の唯一の弱点は幽霊や怪奇現象が滅法苦手なこと。
秋深いある日、そんな角崎は三重にある鄙びた温泉宿を訪れていた。
日和不動産が管理する御神体「山田山」・海皇神社への出張の前乗りである。
露天風呂でひとりの美青年と出会い、意気投合するのだが、彼はどうやら人間ではなかった? パニックした角崎は、海皇ショップに勤務する同僚、来人のもとへ駆け込むのだが……。
前作で読者を笑いの渦に巻きこんだ海皇様も登場の、ハイテンション・ファンタジー再来! ラルーナ文庫オリジナル限定短編「沼の竜宮城で、海皇様が子育て中」付き!
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