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昼は愛犬、夜は愛人

民俗学の研究者である結城玲は、幽木霊のペンネームでホラー小説を書いたり怪談のトークイベントに出たりして一躍人気となった。
幼い頃から日常的に幽霊や怪奇現象と出遭ってきたがより本格的な怪異体験を求め、玲は築六十年、噂の呪われた家に住みだした。
そんな折、家に不法侵入しようとした肝試しの若者たちが一匹の傷ついた子犬を捨てていった。
ハスキーとウルフドッグのミックスのようなその子犬は人懐こく賢くて甘えん坊、ついほだされて玲は’わん太’と名付け飼うことに…。
ある晩、寝ているわん太の傍らで自慰に耽った玲の放った白濁が偶然にもわん太にかかってしまった。
するとわん太は見る間に大きく黒い獣――狼へと変貌していき、玲の股間に襲いかかって屹立をしゃぶりだしたのだ。
驚愕する玲の前でわん太は再び形を変え始め、やがて若く逞しい男の姿になった。
だが人間のわん太には記憶がない。
彼の秘密を探るため玲は子犬姿のわん太と散歩を始めるが…。




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