獣人侯爵に誘われて異世界で婚約者になってみた
小さな本屋を営む真一は、ある日、助けを求めて店に飛び込んできた貴族風の出で立ちの美しい青年キャルを家に置いてやることに。
彼は異世界に暮らす侯爵の息子で、お家騒動のさなかに騙されてこちらの世界に来てしまったというのだが…。
それから一週間、キャルがこの世界に迷い込んだという廃墟の地下廊下を一緒に抜けてみると…なんとそこは見知らぬ世界――戻るに戻れなくなった真一は、今度はキャルの住んでいた異世界で暮らすことになった。
ここは獣に変身できる獣人を頂点とした身分制度で成り立っていて、キャルは狼獣人の侯爵家嫡男なのだが人間とのハーフのせいか二十歳になっても獣姿がとれず出来損ない扱いされていた。
貴族社会の煩わしさを嫌い跡を継ぐ気はないと公言しているキャルだったが、なぜか再びお家騒動の渦中に…。
そして彼のおかかえ魔導士に扮した真一は散々な目に遭いながらも、いつの間にか彼の婚約者にされてしまって…。
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